棋王戦50期記念『にいがた将棋物語』

発行部数が改善する兆しが見えないなかでも、新聞社が将棋のタイトル戦主催を続けています。棋王戦は共同通信が主催の棋戦ですが、共同通信は主に各都道府県にある地方紙が加盟して成り立っている会社なので、地方で対局が開かれる際はご当地の新聞社が運営に携わることになります。

第50期棋王戦は藤井聡太棋王増田康宏八段が挑戦、第3局が新潟対局になっていました。新潟日報社から棋王戦50期記念として『にいがた将棋物語』が発行されたのを見かけて応援の意味で購入しました。

棋王戦の歴史、棋士へのインタビュー、舞台裏のエピソードで構成されたブックレットで、難しい棋譜が出てこない80ページの読みやすい内容でした。観る将向けですね。

思わず笑ったのが「おわりに」の一文。

23年3月5日の第48期第3局。前日にJR新潟駅の在来線ホームで挑戦者の藤井聡太五冠を迎えた際、駅弁の袋片手に特急「しらゆき」を降りた五冠が周囲に全く気づかれないほどの「自然体」だったため、危うく見落としかけるというヒヤヒヤの経験もした。

棋戦の主催・運営は大変だろうし、お金も気もたくさん使うだろうけどできる限りは応援していきたいので、これからも継続してもらって将棋ファンを楽しませてもらいたいですね。

藤井、節目の第50期棋王戦を制す ~棋王戦振り返り~|将棋コラム|日本将棋連盟
藤井聡太棋王に増田康宏八段が挑戦した第50期棋王戦コナミグループ杯五番勝負。増田は待望の大舞台初登場だ。
将棋
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skurima

中飛車で初段を目指していますが、思いのほか時間がかかっています。

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